SFマガジン 1977年10月号

キーフレーズ

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目次

海賊船〈ファルコン〉のメイン・キャビン 宙の旅〉にかなわぬ部分もあるが、こたえられぬのはふんだんに出 てくる宇宙戦闘シーンである。レーザー砲塔と連動で、ノルデン式 風の照準儀といっしょに動く射手席の絶妙さときたら、今おもいだ しても胸がワクワクしてしまうほどだ。 定石どおり、主人公は正義の宇宙海賊に助けられるのだが、この 海賊の持ち船の名がファルコン ( 隼 ) というのも、できすぎるくらい スペ・オペ的ではないか。そしてこたえられないのはその内部であ る。内部が汚れているのだ。この汚れ具合がなんともいいんたな あ : : : 。未来たからといったところで、人間が長い旅をする以上、 そこには人間生活の垢みたいなものがこびりつくわけたが、いまま で私の知る限り、そんな汚れ具合を見せた宇宙船にお目にかかった ことはなかった。 〈二〇〇一年宇宙の旅〉の宇宙船も、まるでコン。ヒ = ーター室みた いにちりひとっ落ちている気配もなかった。 ところがこの海賊船ファルコンのメイン・キャビンは、縦横に走 る。 ( イ。ヒングや防音・防熱材とおぼしきアスベスト ( みたいなもの ) の表面がすすけたりしていて、実にいいんたなあ。本当に、なま身 の人間が乗りこなしている宇宙船だという感じがひしひしとせまっ てくるのだ : スペース・オペラの定石通り、この映画の最後の山場は、ちょっ とした小惑星ほどもありそうな悪い方の要塞惑星に、良い方の一人 乗り宇宙艇が群をなして襲いかかり、アワャーーというときに主人 公が、自動システム頼りにならずと、ヘルメットの前につき出てい る小さな火器管制表示システムをはねのけ、敢然と精神力一本槍で 捨て身の攻撃をかけてめでたし、めでたしになるわけである。 この宇宙艇も実によくできているし、これでもか、これでもかの

私を I-L に狂わモた画描きたち エド・エムシュウイラー ( その l) 「 野田昌宏 カ , ト / 加物直 まったくひょンなことからひょンなことになって、事もあろうまで一杯に進入してくるーーーっまりわれわれの頭上・うしろから前 ス〉の興行成績をも軽くぶッちぎったという超大へ向かって追い抜いていくーーー白銀色の平たい形をした巨大な宇宙 に力の〈ジョー・ 作スペース・オペラ 7 0 ミリ映画〈 Star Wars 〉を、私ひとりも同然船。つまり、われわれはその底部をすーっと見つづけるわけだが、 のすてきな環境でたつぶり堪能するーーーという、まったく信じられその大きいのなんの、軽く数キロメートルはあろうというスケール で、それが、先を航行しているささやかな宇宙船へ上からおおうよ ぬようなたのしい目に遭った。つい五日ほど前のことである。 その数日前に、アメリカから帰ってきたばかりの南山宏が電話をうに襲いかかり、重大機密を握るお姫様がさらわれ : : : と、まさに してきて、興奮いまださめやらぬーーーと いいたげな調子で〈 Star スペース・オペラの定石ともいうべき話が展開されていくのであ Wars 〉を三回っづけて見たと言ったが、まさしく期待にそむかぬる。 作品の筋立てや役者に関しては言いたいこともたくさんあるが、 大作である。スペ・オペの好きな人はもちろん、宇宙船フェティシ ズムやメカニズム・フェティシズムにとりつかれている人たちは、 宇宙・メカマニヤをここまでよろこばせてくれる映画はかって なかったと言ってもよいのではあるまいか。グラフィック・ディス 失禁また失禁の目に遭うことを保証する。 フィルムの冒頭、とっぜんワイド・スクリーンの上端・右から左プレーなど本来の映像としての完成度については、。〈 2 0 01 年宇

俊英の異色作・完結篇 カメガルー 横田順彌 関東大時震 ハビロニア・ウェープ 堀 晃 連作宇宙事詩 スペース・マン 光瀬龍 + 萩尾望都 宇宙船乗りの唄が聞こえる 日本こてん古血 ( 第的回幻の作家渋江保のこと 横田順彌 星座の歳時記連載 いるか座と星間言語 日下実男 ・連 4 ワンターランドへようこそ・ 未来世界の闘主マグナス 鎌田三平 ▽特別寄稿△ 首長竜の唄 ・スキャナー女流作家総まくり ・フォーカスオン ・サイエンス・トピック日本の宇宙開発長期ビジョン でてくたあ 世界 cnu- 情報・ ◇連載◇私をに狂わせた画描きたち エド・エムシュウイラー ( その l) 3 ー て れ 日 石 司 海 外 池大風光 日 見空見瀬 野 郎ニ翠潤龍 89 0 76 ー 80 ー 22 ー 76 かんべむさし 野田昌宏 4 幻 3 ー 26 ー 2 2 八一貴男 喜象一国 月武田 楢霜宮畑 し ト達造隆遊 ス慶嘉 ラ森淵治上葉 イ金岩佐村千 表紙 加藤直之 目次カット スタジオぬえ 扉・目次レイアウト安藤三香子